美容室がOEMでオリジナル商品を作るならヘアケアオイルがおすすめ

うちの美容室のオリジナルのヘアオイルとか作れるのかな?

オリジナル商品の開発って結構お金かかるのかな…

オリジナル商品ってどこに相談すればよいのだろう?

サロンオリジナル商品を検討される美容室も増えましたが、中でもヘアオイルはおすすめです!今回の記事ではサロンオリジナルのヘアオイルについてお伝えします。

オリジナルヘアオイルで差別化を図る

美容室オーナーの皆様、独自のヘアオイルを開発してサロンの新たな収益源にしたいとお考えではありませんか?

本記事では、オリジナルヘアオイルを作ることによるメリット・デメリット、製造工程、そして成功のための重要なポイントについて詳しくご紹介します。

サロンオリジナルヘアオイルの4つのメリット

①ブランド価値の向上とサロンの差別化

オリジナルヘアオイルを開発することは、サロンの独自性を高め、競合との明確な差別化につながります。

自分たちの理念やこだわりを反映した製品は、サロンの世界観を表現する強力なツールとなります。

独自ブランドの製品は、他店との差別化を図る重要な要素となり、お客様の記憶にも残りやすくなります

②新たな収益源の確保

オリジナル商品を持つことで、施術以外の安定した収益源を確保できます。

競争の激しい美容業界において、少しでも収入源を多く確保することは重要です。

ヘアオイルはリピート購入が期待できる商品なので安定的な売上にもつながりやすくなります。

オリジナルであれば、ネット通販やドラッグストアに流れてしまう心配がなく、価格設定も自由にできるため、利益率の向上も可能です。

③顧客満足度と信頼関係の強化

お客様の髪質や悩みに合わせたオリジナルヘアオイルは、一般的な市販品よりも高い満足度を提供できます。

プロが選び抜いた成分を使用した、より高いパフォーマンスを期待できる製品として、お客様の支持を得ることができるでしょう。

また、ホームケアを提案することで、サロンとお客様との信頼関係も深まります

④新規顧客の獲得とリピート率の向上

SNSなどで話題になりやすいオリジナル商品は、新規顧客獲得に役立つ場合もあります。

商品名やサロン名で認知が広がると新規客からのコンタクトがあることもあります。

また、効果的なヘアオイルを使用することでお客様の髪質が改善されれば、サロンへのリピート率も自然と向上します。

オリジナルヘアオイル開発のデメリットと注意点

初期投資とリスク

オリジナル商品の開発には、試作品の作成や最低ロット数の製造など、一定の初期投資が必要です。

販売が思うように進まなかった場合の在庫リスクも考慮する必要があります。

品質管理の責任

自社ブランド商品の品質には一定の責任が伴います

効果が期待通りでなかったり、肌トラブルが発生したりした場合、サロンの評判に直接影響する可能性もゼロではありません。

そのため、成分選びや試作チェック、販売後のフォローなども丁寧に行う必要があります。

販売・マーケティングの負担

商品開発後は、効果的な販売方法やマーケティング戦略も考える必要があります。

スタッフへの商品知識の教育や、販売トークの準備なども重要な要素となります。

オリジナルヘアオイル制作の手順

1. 企画・コンセプト設計

まず最初に、どのような方にどのようなメリットのヘアオイルを提供するか、商品イメージを明確にします。

ターゲット層、提供価値、デザインイメージなどを具体化しましょう。

この段階で、市場にある類似品(ベンチマーク品)を参考にすると、イメージが具体化しやすくなります。

2. 成分選びと処方開発

ヘアオイルの品質を左右する重要な工程です。以下は代表的なヘアオイル原料とその特徴です。

アルガンオイル

高い保湿作用や抗酸化作用があり、髪の万能オイルとも呼ばれています。

栄養成分が豊富で、髪のパサつきや、ハリ・コシの低下など、加齢による髪悩みに効果的です。

ホホバオイル

さらっとした軽い使い心地で、酸化しにくく扱いやすいため、初心者にもおすすめです。

カメリアオイル(椿油)

日本では何百年も前から髪のお手入れに利用されてきました。浸透力が高く、髪を紫外線ダメージから守り、ツヤを与える効果があります。

グレープシードオイル

軽い使用感が特徴で、脂性肌の人にも適しています。スタイリング目的のヘアオイルに適した成分です。

これらの植物油に加えて、香りづけには天然のアロマオイル(精油)を使用することで、香りを楽しみながら髪と頭皮のケアができる製品をつくることができます。

3. パッケージデザインとブランディング

製品の価値を高め、サロンのブランドイメージを強化するためには、魅力的なパッケージデザインが重要です。

容器の選択、ラベルデザイン、パッケージングなど、サロンの世界観を反映した独自性の高い製品づくりを心がけましょう。

ただし小ロットの場合、容器に印刷はできない、化粧箱を付けると採算が合わないなど制約もあるため工夫が必要です。

シンプルでハイセンスなデザインを目指しましょう。

4. OEMメーカーの選定

ここではOEMを受託してくれる会社を選ぶ際のポイントを確認しましょう。

1. ヘアオイル製造の実績

ヘアケア用品の製造は、メイクやスキンケア用品とは手法が異なります。そのため、ヘアオイルの製造実績があるメーカーを選ぶことが重要です。

2. 商品開発のアドバイス力

製造だけでなく、商品開発においても的確なアドバイスを提供してくれるメーカーを選ぶと、市場ニーズやトレンドを踏まえた商品が開発できます。

3. 最小ロット数

メーカーによって受託する最小ロット数は大きく異なります。初めてOEMに取り組む場合は自社の販売計画に合わせて、柔軟に対応してくれるメーカーを探しましょう。

4. アフターフォロー

納品後の販売支援も重要です。製造受託だけを行う工場の場合は販促のアドバイスなどを行ってくれることはほぼありませんが、OEMの受託とディレクションを行う会社の場合は販促の相談にのってくれたり、その後の提案をしてくれるケースもあります。初心者には販売活動をサポートしてくれる会社がおすすめです。

オリジナルヘアオイルを成功させるためのポイント

ターゲットを明確にした製品設計

効果的なヘアオイルを開発するには、ターゲット顧客の髪質や悩みに合わせた設計が重要です。

乾燥髪・ダメージヘア向け:アルガンオイルやホホバオイルを主成分とし、高い保湿力と補修効果を持たせます。

くせ毛・広がりやすい髪向け:髪のまとまりを重視した配合にします。パサつきを抑え、まとまりやすい質感を演出するオイルが適しています。

スタイリング重視:軽めのテクスチャーを持つオイルが適しています。

頭皮ケア重視:頭皮の健康を促進する成分を配合します。

差別化ポイントの明確化

市場にはすでに多くのヘアオイル製品が存在します。自社製品の差別化ポイントを明確にし、それを顧客に伝えることが重要です。

例えば、「ニッチ分野でのこだわり」「複数原料の組み合わせによる特徴」「美容師の技術を活かした独自の使用方法提案」など、他にはない価値を提供しましょう。

スタッフの教育と販売戦略

いくら良い製品を開発しても、スタッフが商品の特徴や使い方を十分に理解していなければ、効果的な販売につながりません。スタッフ向けの勉強会を開催し、商品知識と販売トークを共有しましょう。

また、サロン内での効果的なディスプレイや、SNSを活用したプロモーション戦略を継続して行う事も重要です。

顧客フィードバックの活用

製品発売後も、顧客からのフィードバックを積極的に収集し、改良に活かしましょう。

お客様の声は最も貴重な情報源です。定期的なアンケートや、SNSでの反応をチェックすることで、次の製品開発や改良のヒントが得られます。

改良といっても商品の再開発だけではなく、使用方法の見直し、アドバイス・提案の改善などコストをかけずに出来ることもあります。

まとめ:オリジナルヘアオイルで美容室の価値を高める

オリジナルヘアオイルの開発は、サロンのブランド価値を高め、新たな収益源を生み出す絶好の機会です。

美容室専用ヘアオイルは、髪の悩みやニーズに合わせて作られているため、効果も一般的な製品とは異なります。

プロが選び抜いた成分を使用した、より高いパフォーマンスを期待できる製品として、お客様の支持を得ることができるでしょう。

初期投資やリスクはありますが、計画的に進めることで、サロンビジネスの新たな柱となる可能性を秘めています。ぜひ、あなたのサロンならではの強みを活かしたオリジナルヘアオイルの開発を検討してみてはいかがでしょうか?

当社でもOEMに関するご相談をお受けしております。オリジナルヘアオイルの開発に関心をお持ちの美容室オーナー様は、ぜひプラスハートまでお気軽にご相談ください。

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