夏にオイルを使っても大丈夫?
油焼けに関して「夏にオイルを使っても大丈夫か?」
夏にオイル使っても大丈夫ですか?
そんな質問をいただくことが毎年あります。
油焼けってご存じですか?
肌についた油分が太陽の紫外線を受けて酸化してしまい、それによって肌がくすんだり、色素沈着を起こす現象のことを言います。
オーガニックブーム以降、オイルを使った化粧品もたくさんあるので気になるところです。
そもそも、油焼けは、オイルに含まれる不純物が主な原因であることがほとんどです。
ミネラルオイル、つまり鉱物系のオイルが原因となる事が多いと思います。
とはいえ、原因はあくまで”酸化”です。
植物油も全てが酸化しないわけではありません。
油焼けしやすいオイルは?
より酸化しやすいオイルには、グレープシードオイル・ローズウッドオイル・亜麻仁油・ごま油などがあります。
一方、酸化しにくいオイルには、オリーブオイル・ホホバオイル・ココナッツオイル・椿油・アルガンオイルなどがあります。
全てのオイルが油焼けの原因となるわけではありません。
種類によって違いますので、夏もオイルを使いたいという人はしっかり確認しましょう!
光毒性
油焼けについて調べると、”光毒性”という言葉も気になると思います。
光毒性とは、一部の精油を肌に付けた状態で紫外線を浴びると、肌にダメージを与えてしまう作用を言います。
日焼けやシミになることはもちろん、場合によっては水泡ができたり、様々な皮膚の問題を引き起こしたりする可能性もあるので、十分注意しなくてはなりません。
光毒性は”フロクマリン類”を含むオイルが原因と考えらています。
代表的なものは、ベルガモットなどです。
柑橘系のオイルがダメ?
漠然と柑橘系がダメだというイメージをお持ちの方もおられるかもしれませんが、こちらも種類によります。
【光毒性を持つ精油】
・ベルガモット
・アンジェリカ・ルート
・グレープフルーツ
・レモン
ハナアフオイルは大丈夫か?
ちなみにハナアフケアオイルの成分についてご説明しておくと成分はこんな感じです。
【主成分】
- ホホバオイル ⇒ 酸化しにくい、紫外線に強い
- アルガンオイル ⇒ 酸化しにくい、紫外線に強
- オリーブスクワラン ⇒ 純度が高い、酸化しにくい
- トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル ⇒ ヤシ油です、酸化しにくい
【精油】
- ゼラニウム ⇒ 酸化しにくい
- ローズマリー ⇒ 酸化しにくい
- ゆず ⇒ 光毒性なし
- レモングラス ⇒ 柑橘系ではない、光毒性なし
ハナアフケアオイルは、夏に使っても大丈夫です。
ただし、保湿力が高く、テカリの原因にもなりますのでスキンケアとして日中のご使用はおすすめしていません。
使う場合は、他のスキンケアやファンデーションなどに少量混ぜて頂けると良いと思います。
お勧めの使い方は、ナイトケアと髪への使用
スキンケアの場合は、基本的にナイトケアをおすすめしています。
オイルは、保湿効果と肌を柔らかくする効果がありますので、日中ダメージを受けたお肌を寝ている間にケアしましょう。
そして、ハナアフは髪に使えますので、髪の紫外線ダメージ保護としては日中もおすすめです。
とくにホホバオイルは中南米やメキシコ、アルガンオイルは、北アフリカ、モロッコでとれるオイルで日差しの強い国で髪を紫外線から守るためにも使われています。
海や山へ出かける予定がある方は、髪のケアとしてはかなりオススメできます!